三菱アルミCSR報告書2012
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Corporate Social Responsibility Report 2012Environment ReportCorporate Social Responsibility Report 2012Environment Report2◎日本のものづくり平成23年度は、巨大津波を伴う東日本大震災と、それに続く原発事故、電力制限、サプライチェーンの分断といったかつて経験したことのない事態に直面し、我が国全体が苦境に立たされました。また、世界に目を向けると、新興成長国との激しい競争の渦中にあり、電機・半導体関係は国内での過大な投資、デジタル化・モジュール化による参入障壁の低下で供給過剰、価格下落を引き起こし、業績悪化に繋がりました。その他の産業も、輸出比率の高い業種は前年よりも営業利益を落とし、日本でのものづくりのあり方が問われています。◎当社の事業戦略日本のものづくりの強みは、個々の高い技術力と部品・技術を摺り合わせる力にあると言われてきました。しかし、これらに過度に固執すると、技術で勝ってビジネスで負けることになる危険性があります。当社がグローバルな市場で生き残るためにとるべき戦略は、競争力のある事業を適正な規模で世界展開すること、国内では注力している製品の「ものづくり力」を強化することです。ここで言う「ものづくり力」は、日本の伝統的なメーカー中心の技術力+摺り合わせ力ではなく、ユーザーニーズに対応した製品を開発する競争力のある技術開発力、高品質な製品を安定生産できる設備とシステムを備えた現場力、市場の動向を予測し将来価値の高い製品を受注できる営業・マーケティング力の総合力です。◎日々研鑽当社の事業戦略を実現するためには、足許から中長期に亘るさまざまな課題を克服しなければなりません。そのためには課題解決能力を高める必要があります。自身の能力を高める仕事のやり方と相互に研鑽できる組織づくりが大切です。現状を良しとしないで、グローバルな視点で高いレベルの仕事のやり方を目指し、日々研鑽しながら着実に進化することを心がけていきます。◎連結経営とCSR当社は、三菱マテリアルグループの「人と社会と地球のために」という基本理念の下、CSR活動を進めてきました。連結経営が重視される今、当社単体だけでなく子会社・関連会社を含めた当社グループとして、内部統制の構築やリスクマネジメント、コンプライアンス等を推進していく必要があります。文化や習慣、法制度の異なる海外でどう進めるかといった課題もありますが、各グループ会社と連携をとりながら、世界で共通する重要な理念をベースにして、連結経営でのCSRを進展させていきます。◎本業で社会に貢献当社グループの経営理念は、「人と社会と地球のために、アルミニウムの価値向上に極限まで挑戦し、環境に配慮した豊かな未来を築く企業集団へ」で、本業を通じて社会に貢献することです。軽量でリサイクル性に優れたアルミニウムを当社の固有技術を活用して加工し、高品質な製品を適正な価格でお客様に提供して、CO2の削減、廃棄物の減量、資源の有効利用等の社会的課題の解決に貢献していくことが当社グループの使命です。◎ 平成24年度を変革の年に平成24年度は、昨年に比べれば事業環境は改善されておりますので、この時期に足許の課題に取り組むことと同時に将来のあるべき姿の構築とそこに到る道筋を作りたいと思います。当社は平成24年1月が創立50周年で、この節目の年が再生元年であることは天啓だと考え、平成24年度は新たに雄飛する変革の年として経営再建に取り組む所存です。お客様、取引先様、株主様、地域住民の皆様には平素から当社グループの事業遂行にご理解を賜り、衷心から御礼申し上げます。当社グループは苦難の時代にあっても、社会の発展に貢献すべく皆様とともに歩んでまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。三菱アルミニウム株式会社取締役社長 吉よしむら村 寛ひろのり範アルミニウムの特徴を活かして、社会に貢献社長メッセージ

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