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平成23年4月4日
三菱アルミニウム株式会社
取締役社長 吉村寛範

平成23年度「入社式」社長挨拶

挨拶をさせていただきます前に、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。


新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

現在、全世界で省エネルギーや環境保全に対する意識が高まっており、また日本が持続的に成長していくためにも環境・エネルギー分野への取組みは不可欠です。

皆さんの仕事となるアルミニウムは、軽量でリサイクル性に優れ環境保護や循環型社会の確立に貢献し、また高い熱伝導と電気伝導性は新たなエネルギー分野で広く利用されていくことになる将来性のある素材です。

当社の事業は、資源に恵まれ環境にやさしいアルミニウムという素材やその特徴を生かしたアルミニウム加工品を、幅広く社会に提供していく重要なものです。 当社の事業に誇りを持ち、発展していく技術、社会に貢献していただきたいと思います。

さて、皆さんが社会人としてスタートする本年は、平成20年の金融危機に端を発した世界同時不況の最悪期から脱し、ゆるやかに景気は回復しつつある状況にありました。 特に、中国・インド等の新興国は高い成長を続けており、また我が国においては、一部の産業の海外シフトや国内投資の抑制といったリスクを抱えながらも、新興国の発展による需要拡大と経済支援政策によって、低成長ながら回復を続けると見られていましたが、今次の東北地方太平洋沖地震により、多くの製造メーカーも被害を受け、日本全体の経済が大きく混乱しています。

当社においては、世界同時不況による危機的状況からの脱却に向け、全社を挙げての様々な取組みが功を奏し、厳しい経営環境の中で業績は確実に回復しつつありました。 しかし、今次の大震災により、人的被害と設備的被害はほとんど出ませんでしたが、輪番停電により生産能力は大きく減退すると予想されます。 


次に、今次の災害とは関係なく、本日皆さんが当社の社員としての第一歩を踏み出すにあたり、私から皆さんにお願いしたいことがあります。

一つ目は、学ぶ姿勢を持ち続け、自己研鑽に努めていただきたいということです。

「企業は人なり」の言葉に表されるように、企業の競争力は皆さん一人ひとりの能力によって支えられています。

皆さんは、それぞれの配属先で、これからさまざまな業務を経験されることと思いますが、“問題解決能力の高いプロフェッショナルになるとの気概を持ち、高度な専門知識や技能を継続的に習得され、その道を究めること”を期待します。 当社では「社員皆教育制度」があり、全ての社員が等しく自身の能力を高めるチャンスを用意しております。 個々人の力を向上させることは、そのまま企業の成長力の強化につながります。 ぜひ、学ぶ姿勢を持ち続けていただきたいと思います。

二つ目は、幅広い視野を持っていただきたいということです。

当社は同業他社や別の素材との競争など、付加価値の高い材料を求めて商品開発を続けています。 競争は、日本にとどまらずグローバルな世界の市場で行われています。 グローバルな市場で勝ち残り、当社の将来の目標を達成するためには、皆さん一人ひとりが、個人の視点だけでなく、世界全体を見渡す広い視野を持ち、“既成概念にとらわれずチャレンジ精神をもって仕事に取り組んでいただくことが重要”だと思っています。

三つ目は、緊急度と重要度を理解して、スピード感をもって仕事に取り組んでいただきたいということです。

めまぐるしく変化する経済、顧客動向、そして自身の職務を含む全ての変化を的確に察知し、他に先んじて行動することが求められます。

皆さんはこれからたくさんの仕事をしていくことになりますが、“各々の仕事の緊急度と重要度を整理して、緊急度と重要度の高い仕事はとくにスピードを意識して業務に臨んでいただきたい”と思います。

最後に、日本全体が大震災後の復旧で混乱しており、日常生活への影響にとどまらず、産業・経済に及ぼすインパクトが大きい中、この難局にどう立ち向かい、早期に復興させることが日本の国全体として重要課題であり、また我々一人ひとりは日本国民として、社会人として、何が出来るかを考え、行動していかなければなりません。

社会人としての基本は、まず、心身ともに健全であることです。 自分にも周りの人にもストレスを与えず、存在感のある仕事ができ、充実した社会生活を送られることをお祈りして、私の挨拶とさせていただきます。

以上

お問い合わせ先: 三菱アルミニウム株式会社
総務部
(TEL : 03-3769-0111)

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