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平成20年1月5日
三菱アルミニウム株式会社
取締役社長 北村光一

平成二十年 社長年頭挨拶

昨年の国内景気は、サブプライムローン問題による米国の個人消費や住宅部門の減速、原油価格の高騰、個人住民税の負担増などマイナス材料がありました。これを受けて、昨年度上期のアルミ圧延品の全国出荷実績は、主力の缶材・自動車関連が好調の一方、電機・機械・建材がマイナスとなり、生産・出荷ともに3年連続の減少となっています。

このような中で、当社の上期販売量は対予算4%マイナスの89,200トン、売上高も対予算3%マイナスの458億円と厳しい結果となった一方、収益面では、地金価格上昇による在庫評価益などがあり、対予算12%増の20億円強を計上できましたが、事業部門別損益の実体は軒並み減収減益に加え予算未達であり、実力面では問題を抱える結果となりました。在庫評価益などの恩恵は今期限りと思われるので、厳しい実情を再認識し、品質改善と生産性向上、拡販や価格是正といった製販それぞれの課題に取り組むとともに、コストダウンを強力に推進せねばなりません。

昨年は幾つか品質上の問題が発生しました。品質問題は直接的な収益への影響も重大ですが、それ以上に当社の存在そのものを問われかねない緊急課題です。全社一丸となって力を結集し、一日も早い解決を望みます。

グループ会社の業績は、国内各社についてはほぼ予算並みでしたが、海外各社はそれぞれに難しい問題を抱えることとなりました。自動車関連の受注は増大傾向にあるだけに、早急に対策を講じて世界の動向に即応する必要があります。

安全については、昨年4月以降、グループ、協力会社共に、休業を含む数件の災害が発生しており、非常に遺憾です。災害の内容としては、決められたルールを守らなかったために発生したものが多く、社員ひとりひとりが初心に戻って、気を引き締める必要があります。グループ全体で、災害のない職場の実現に向けて積極的に取り組んで下さい。

今年の日本経済を取り巻く環境は、資源価格の高騰や米国経済の減速など、ますます厳しくなると思われます。こうした中で当社が生き残るためには、ホットフィニッシャーが立ち上がるまでの2年間で、品質上・操業上の問題点を克服し、将来を見据える技術を確立して、安定的な受注基盤を作り上げることが必須です。当社を取り巻く環境は誠に厳しく、アルミ業界の中で存在感ある企業として生き残るためには、実力で目標をクリアしていかなければなりません。今年の会社方針を「日々の改革、不断の前進」と定めましたが、グループ全員の力でその困難を克服したいと思います。

今後は、鉄や銅ではなくアルミの時代が来る、と確信しています。環境保護意識の高まりは、リサイクル性に優れたアルミにとって追い風となるでしょう。しかし、これを当社として現実のものとするためには、新事業、新製品へのチャレンジを続けていく必要があり、お客様の高度な要求に応えるには、コンセプトの段階から参画して開発を進めるような、能動的取組みが求められます。こうした未来に向けての取組み、それから、再三述べているホットフィニッシャーの早期戦力化など重要課題の解決に向けて、グループ一丸となって推進して頂くことをお願いして、年頭の挨拶とします。

以上

お問い合わせ先: 三菱アルミニウム株式会社
総務部
(TEL : 03-3769-0111)

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